備忘録。

痛いポエムの墓場。ここにいない誰かのどこかに刺さってくれることを願ってます。

晩御飯

友人から貰ったテーマで一週間ブログを更新する!と意気込んだものの、初日で計画が頓挫する系の人です。対戦よろしくお願いします(?)

晩御飯、と聞いて最初に頭をよぎったのは家族の暖かさだった。

ぼくの家では、夕食は絶対家族みんなで食べるようにしている。これは物心ついてから変わっていない。ぼくが反抗期で、一人でご飯が食べたい!!と言い出すまでは絶対一人にさせてくれなかったし、そんな反抗期真っ最中ですら横に母か祖母がいたと記憶している。(内心ムカムカしてたけどね!!)

よく、思春期や反抗期は心の成長の時期だなんて言うけれど、頭脳の成長と心の成長も同じ時期だったらよかったのになぁ、と思う。

小学校高学年から中学校までのぼくはよく言えば他のみんなより大人びていたし、悪く言えば冷めた目で周りを見ていたから、先生たちからは好かれていなかった。

周りと比べると少しできる自分と、周りに合わせられない自分の狭間がいつも嫌で無性に苛立ち、いつも優しい家族に当たってしまっていたのだろう、と今は想像できるけど、当時のぼくはそんな論理的ではなかったからそんな事考えもしなかった。すぐに謝ろうと思うけど、プライドが邪魔してそれすらもできなくて、お風呂場で自己嫌悪を募らせるばかりだった。

そんなぼくなのに、学校から帰ってきたらいつだってあったかい晩御飯と家族が待っていてくれた。絶対的な幸福なんてぼくは知らないけど、そこには紛れもない幸福があった。

ぼくも、いつか大人になる。
なりたくなかった大人になる。

その時は、子供に嫌われてもいいから、温かい晩御飯を作ってあげようと思う。そして一緒に食べたい。母や祖母がぼくにしてくれたように。